感音性難聴(骨形成不全)で障害基礎年金2級を受給したケース
相談時の状況(50代・男性)
メールで相談がありました。何度かメールのやりとりをした後相談にみえました。中国国籍の方で、小さいころに骨形成不全症と診断されていました。全身の骨折を何度も繰り返していました。幼い頃に耳の中の骨を骨折したことで聴覚障害になり会話ができないため面談はすべて筆談で行いました。
社労士による見解
面談時の会話の状態からほとんど聞こえていないと思いました。しっかりとした聴力検査の結果次第では障害年金の請求ができると思いました。初診は昭和54年でした。初診日が昭和57年1月1日(国籍要件撤廃)以前のため事後重症請求ができると思いました。
受任してから申請までに行ったこと
ご本人様は日本語が理解できないため申請の手順や準備するものが伝わりませんでした。以前、当センターで申請サポートをした中国人の方に連絡を取りその方に手伝ってもらいました。昭和54年当時の診断書や手術の説明書をしっかり保存されていましたのが幼い頃と現在と名前が変わっているため氏名変更をした証明も必要でした。中国に帰国して必要な書類を用意して頂き、すべての書類に翻訳を付け申請しました。
結果
障害基礎年金の2級に認められました。
今回は書類の準備に時間が掛かり、受任してから申請までに4月程掛かってしまいました。中国に帰って準備して頂く書類があったため時間が掛かってしまったのですが、日本の年金制度を知っていれば事前に準備ができていたのではと思います。障害を負ってしまった方の半数以上は年金制度を知らず障害年金をもらっていいないのが現状です。外国人に限らず日本人でも障害年金や老齢・遺族年金の制度が複雑で理解できていない人は多いと思います。年金は生活保障のための大切な制度です。これからも障害年金の周知活動に力をいれていきたいと思います。
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